5月5日 14時42分 最大震度 6強
石川県能登地方地震
能登半島先端付近を震源とする地震が起きました。震源の深さ10kmの浅発性地震ですね。震源地に近い珠洲市役所の防災用カメラからのLiveがニュースで流れていました。
大きなビルとかはなくて、住宅は一見それほど揺れているようには見えず、時折通る車も普通に走っているように見えました。でも、画面の脇に写っていた何かの木の先端は、大きく揺れていて地震の凄さを示していました。
個別の住宅の写真は、傾いていたり部屋の中がゴミ屋敷みたいになっていたりと、地震の大きさを物語っていました。
なぜこのLiveに注目したかというと、この震度6強というのが今後必ず来ると言われている南海トラフ地震において、私が住む奈良盆地の予想震度だからです。
東北地方太平洋沖地震に遭遇
震源地が広範囲に亘ったため、地震波が合成されたことにより震度に比べて揺れは予想よりも大きくなかったと聞きました。
実際倒壊した建物は全体の被害に比べると少なく、阪神大震災の爆撃のような被害に比べると地震の大きさは却って小さかったような印象を受けます。
その代わり、地震波が合成されたことで津波は増幅され、現実のこととは思えないような光景を目の当たりにしました。
私は発生時刻出張で群馬にいて、前橋の群馬大学病院の地下2階で仕事をしていました。揺れ出したことで急いで地上で出ましたが、いつ収まるのだろうと思えるくらい長い間揺れていたことを覚えています。多分3分以上は揺れていたでしょう。
それまで体験したどの地震とも違い、ゆったりと長く揺れて船酔いのようになりました。だから震源はかなり遠くだな、と思っていました。あまり恐怖感は感じなかったのですが、後でニュース見て震度5強と知ってびっくりしました。
南海トラフ地震が来る
奈良盆地は、シミュレーションでは震度6強と予想されています。
浅発性地震では人命・建物倒壊被害、海溝性地震では津波被害がメインになるとどこかに書かれていました。
とは言っても、その「瞬間」に自分がどこにいるなんて誰にも分からないですね。ただ間違いなく言えることは、すべてのライフラインはその瞬間から止まってしまうだろうということ。
普段あって当たり前、入手できて当たり前だと思っていた物、サービスが止まる。水道、ガス、電気は言うに及ばず、スマホ(基地局の倒壊、停電)、マクド、スーパー(流通の途絶)など。
ペットボトルの水、飴は必ずカバンに入れとけ、と経験者が言っていたことを思い出します。最小限の水、食べ物、ライター、懐中電灯、スマホよりラジオ、他には.....
珠洲市の今後の被害報告は、私にもっと詳しいことを教えてくれるかも知れないと思いました。