伏見稲荷
歩こう会で
半月ほど前、田舎の友人たちと歩こう会で京都の伏見稲荷神社に行きました。
伏見稲荷は初めてでしたので、神社で歩こう会?と思いましたが、行ってみると伏見稲荷は稲荷山の山腹に広がる、様々な神社からなる多数の神社群でした。
奈良のお寺や神社のような歴史を感じる退色した色ではなくて、鮮やかな朱塗りの、色っぽいとでも言えばいいのか、とても官能的な美しい建物でした。稲荷神社でお狐様だから、いいのかな?
拝礼をする外国人
驚いたことに、私たちの周りにいたのは9割以上が外国人でした。言葉が全くわからん!中国人、韓国人といったお馴染みの方々に限らず、様々な国から来られているようでした。
さらに驚いたことは、少し奇妙ではありましたが正式なニ礼二拍一礼で拝礼をしていたことでした。それは、心から何事かを願っているように見えました。西洋人が多かったかな。
ブラジル人の友達(聞いたことはありませんが、多分彼女はカソリック教徒でしょう)にLINEで「一神教の信者が日本の神社で祈ってもいいの?」って聞いたら、「厳かな雰囲気の中では、何教であれ自然に頭は下がるし、祈る気持ちは生じるのは当然のこと。」ということでした。
彼らが教師になる時も
各神社は有名な千本鳥居や石の階段で繋がっており、坂が多くなかなかにハードでした。
何人かの振袖を着た若い女性が前を歩いていたので、日本らしい雰囲気にホッとしたものを感じたのですが、すれ違う時にみた顔つきは明らかに南洋方面のそれでした。それでも、落ち着いた美しさに台湾の方かな、と勝手に想像しました。
インバウンド(意味はよく理解できてません)が解禁された以降、どこへ行っても外国人の姿をよく見るようになりましたが、時々こんな所で!と思うような土地で見かけます。
伏見稲荷がそうでしたが、日本の歴史的文化や宗教的建築を求めてやってくる人が、コロナ前よりも増えたような気がします。
そして、拝礼もそうですが、当たり前にやっていたことに改めて意味や価値に気づかせる機会を与えてくれたりもします。彼らは私たちの文化を教えてくれる、教師なのかも知れません。