『ワイズバッハ』のカフェ再開
ケーキが食べたい
病気療養中の家内が今日は調子が良いらしく、「ケーキが食べたくなった!」と言ったので、真美ケ丘にあるケーキ屋さん『ワイスバッハ』に二人で行きました。
売り場はそう広くはなく種類も多くはないのですが、かなり悩みました。なかなか決まらずに無難な「苺ショートケーキ」にしようかと一旦は決まりかけました。が、それでは探究心のが満たされないと言うことで、ケーキの美しさと美味しそうらしさから、私は『オペラ・レジェ』家内は『フレジェ』と言うケーキにしました。どちらも食べたことはありません。
喫茶室の再開
可愛い女性店員さんから「お持ち帰りされますか?」と聞かれたので、ふと横を見ると喫茶室が開いていました。確かついこないだまでは、コロナのために長い間閉鎖されていました。持ち帰ってせっかくのケーキをせせこましい所で食べるのも味気ないだろう、と言うことで喫茶室でコーヒーも頼んで食べることにしました。
初めて入った所ですが、雰囲気がケーキにマッチしているような気がしました。
フレジェ
・カスタードクリームにバターをたっぷり加えた濃厚なクリーム
・苺をぎっしり敷き詰めて仕上げたフランス風ショートケーキ
最も上層のカスタードクリームが、色んな味覚が多重に層をなしているようで、不思議な甘さでした。
苺を食べた時、これは「選んでるな」と思いました。この時期、スーパーには様々な苺が並んでいますが、水っぽいもの、やたら酸っぱいもの、甘さと酸っぱさが程よいものと色々です。
甘さと酸味のバランスが良く、尚且つケーキの上品な甘さを邪魔しないような、むしろ甘さを引き立てるような酸っぱさに選択の跡を感じました。いやー素晴らしい!
オペラ・レジェ
・フランス伝統菓子「オペラ」をワイスバッハ流にアレンジ
・コーヒーのクリーム、スイートチョコレートのガナッシュ、スイートチョコレートのクリーム
・全体的に軽めの食感
『フレジェ』に比べると、全体的にコーヒー系の同系の味でまとめられている様で、味の幅はそうんなに広くないようでした。
でも、それだけに微妙な味のグラデュエーションが上層から下層に変化していき、そこに繊細さを感じました。
値段はそれぞれ550円と500円で、一般的になケーキと比べると高めなのかも知れませんが、体に染み渡るような優しい甘さにしばし陶然となる時間を思うと、決して高くはない!と思いました。