スピルバーグ『ターミナル』レビュー
スティーブン・マジック
TVでスティーブン・スピルバーグの『ターミナル』を放映してたので、観ました。
この作品はずっと前にDVD化されたのですが、興味が沸かずに、観たことはありませんでした。
『ターミナル』はスピルバーグ作品のカテゴリーで言えば、「ファンタジー」になるでしょうか。
空港のトランジット・エリアの中だけで9ヶ月間も過ごす、という多分あり得ないストーリーです。
空港職員やアテンダントとの実際のやり取りを丁寧に嘘っぽくなく積み上げていくことで、次第にあり得そうだなと思わせ、観る者を段々主人公を応援する気持ちにさせてしまうという、さすがスピルバーグならではの作品だと思いました。
いわばスピルバーグ・マジックを堪能することができました。
ゼタ・ジョーンズ
それにしても、アテンダント役のゼタ・ジョーンズはきれいですねぇー。
ほとんど完璧な美しさを備えていると私は思うのですが、どうでしょうか。
冷たい美しさではなくて、くりくりとよく動く目と、何とも言えない愛嬌のある口元が彼女を親しみやすいものにしてます。
あまり外国人という感じがしないのも不思議です。あのチャーミングな口元でニコッと微笑まれたら、男はイチコロですよね。