幕弁ブログ

私は電車で旅をするのが好きで、駅弁はその好きなもののひとつです。その中でも、いろいろな味が少しずつ楽しめる、幕内弁当が一番好きです。そんな幕弁のようなブログを見ていただきたいと思っています。

女性専用車両は意味がなくなる

具体策は何も決まってない

6月16日『LGBTなど性的少数者への理解増進法』が成立、23日に施行されました。賛否両論ある中で、半ば強制的に成立されたとの印象があります。

 

松野官房長官は、記者会見で「LGBT法制は理念法」と言いました。理念である限り、誰も反対できないでしょう。でも、それによって生じる問題や弊害を緩和、抑制するための基本計画を策定する時期は目処が立っていないと言います。

 

拙速とも言うべきスピードで理念法は成立させたのに、具体法はこれからゆっくり考えます、と言うことか。世間ではもう既に、女性スペースに自称「女性」が入ってくるケースが発生しているというのに。設備側はどう対応したらいいか知りたいのに、原則すらない。

 

もし、女子トイレや女湯などの女性専用スペースに自称「女性」(性自認が女性と「主張」する人)の入室を拒否した場合に訴訟に発展するリスクはゼロではなないでしょう。

 

問題は根深い

問題は、その人が本当にトランスジェンダーだと周りの人が確認できるか、です。悪意がある人ではないと、どうやって確認できるんですか。周りの何人か何十人かの人に、いちいち診断書を提示するんでしょうか。

 

それが究極の問題だと思うのですが、法案を通した人は誰も考えて来なかったんですかね。これで性的少数者が平等になった、よかった、よかった! とか。

 

女性専用スペースが無意味になる可能性も

下手すると、女性専用スペースが全く無意味になってしまうこともあり得るんじゃないかと思います。新聞などでは全く触れられてなかったがですが、電車の女性専用車両の場合を考えてみました。

 

仮に一般車両に性自認が女性(トランスジェンダー女性と言うらしい。以下T女性)が乗っていた場合、内心では不快かも知れないけど他にも女性がいるので、自分が浮き上がることはない。少しの不快感で済む。

 

そのT女性が女性専用車両に乗った場合、気持ちは落ち着くでしょうが肉体は完全に浮き上がってしまいます。当然、女性専用車に乗ってる他の女性は不快に思うだろうし、T女性が真正かなんてその場で確認のしようもない。

 

T女性は、周りからは白い目で見られあるいはいない者のように扱われるでしょう(間違って乗ってしまった経験があるのでよく分かる)。普通の神経の持ち主であれば、いたたまれないか相当なストレスだと想像できます。一般車両以上に。とりわけ普段からマイノリティ意識の強いであろうT女性であれば、そんな目で見られたら逆の意味で苦痛です。

 

そこを敢えて強行突破して乗ってく人ってどんな人だろう。法の欠陥や不備をついて金儲け考えるような人ばかりになるんじゃないかと思います。でも、偽物だと指摘できる根拠がない。次第に、女性専用車両は意味を失っていくのではないかと思います。

 

 

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